
放射線業務の心強い味方:リングバッジ
- リングバッジとは
リングバッジは、放射線業務に従事する人が身につける、被ばく線量を測定するための装置です。指輪のように指に装着することから、その名が付けられています。
放射線は、目に見えず、臭いもしないため、どれくらい浴びているかを把握することは容易ではありません。しかし、過剰に浴びると健康に影響を及ぼす可能性があるため、放射線業務に従事する人にとっては、自身の被ばく線量を把握することが非常に重要になります。
リングバッジは、特にエックス線透視やアイソトープを扱う業務などで活躍します。これらの業務では、身体の他の部分よりも手に受ける放射線量が非常に多くなる可能性があります。リングバッジを指に装着することで、身体の中でも特に被ばくしやすい指先に集中的に浴びる放射線の量を正確に把握することができます。
リングバッジは、放射線作業に従事する人の安全を守る上で欠かせないものと言えるでしょう。