
地球を守る誓い:人間環境宣言とは
1972年は、環境問題に対する意識が世界的に高まる転換点となりました。スウェーデンのストックホルムで、国連人間環境会議が開催されたのです。これは、地球全体の環境問題について話し合う初めての政府間の会議であり、113もの国々が参加しました。 この会議は、大気汚染や資源の減少といった問題が、一部の国や地域だけの問題ではなく、地球に住むすべての人々にとっての課題であるという認識を、世界中に広めました。 各国が協力して環境問題に取り組む必要性が強く認識され、その後の国際的な環境保護活動の基盤となりました。ストックホルム宣言や環境に関する国際機関の設立など、具体的な成果も数多く、まさに人類が環境問題と真剣に向き合い始めた歴史的な出来事と言えるでしょう。