故障防止

原子力の安全

原子力発電の安全を守るインターロック

- インターロックとは複雑な機械やシステムにおいて、安全性を確保し、事故を未然に防ぐための重要な仕組み、それがインターロックです。複数の装置や工程が複雑に絡み合うシステムにおいて、ある動作を行うために、事前に特定の条件を満たすことを必須とすることで、誤った操作や予期せぬ事態を回避します。例えば、原子力発電所においては、原子炉の運転状態や機器の状況に応じて、様々なインターロックが働いています。例えば、原子炉の出力調整を行う制御棒は、炉内の圧力や温度が一定の範囲内に収まっている場合にのみ操作が可能となります。もし、圧力や温度が許容範囲を超えた場合、インターロックが働き、制御棒の操作は制限されます。これにより、異常な状態での運転を阻止し、重大事故を未然に防ぐことができるのです。インターロックは、原子力発電所だけでなく、私たちの身の回りにも数多く見られます。電子レンジの扉が開いているときは加熱が開始されない仕組みや、自動車の運転席のシートベルトを着用しないとエンジンが始動しない仕組みなども、インターロックの一種と言えるでしょう。このように、インターロックは、複雑なシステムにおいて、安全性を確保し、円滑な運用を実現するために欠かせないものです。
節電のアイデア

冷蔵庫と壁の距離で節電効果アップ!

冷蔵庫は、家庭内で電気を最も多く使う家電製品の一つとして知られています。そのため、置き場所をほんの少し工夫するだけで、年間を通して大きな節電効果が期待できます。 冷蔵庫の置き場所で特に注意したいのは、壁との距離です。冷蔵庫は、内部を冷やすためにモーターを動かしており、その熱を外に排出しています。そのため、冷蔵庫の背面と壁との距離が狭すぎると、放熱がうまくいかず、モーターに負担がかかってしまいます。冷蔵庫の背面と壁との距離は、少なくとも5cm以上、できれば10cm以上は空けるようにしましょう。 また、冷蔵庫の設置場所として避けたいのは、直射日光が当たる場所やガスコンロなどの熱源の近くです。このような場所に冷蔵庫を設置すると、冷蔵庫の周囲の温度が上昇し、庫内を冷やすためにより多くの電力が必要となってしまいます。 さらに、冷蔵庫の中に食品を詰め込みすぎると、冷気が庫内に行き渡らず、冷却効率が低下します。そのため、冷蔵庫の中に食品を詰め込みすぎないように、7割程度を目安に収納しましょう。 冷蔵庫の置き場所を工夫し、適切な使い方をすることで、節電効果を高めることができます。