悪性黒色腫:知っておきたい皮膚がん
- 悪性黒色腫とは
悪性黒色腫は、皮膚に存在するメラノサイトと呼ばれる細胞ががん化したものです。メラノサイトは、私たちの肌や髪、目に色を与えるメラニン色素を作り出す重要な役割を担っています。
このメラノサイトが何らかの原因でがん化すると、皮膚に色のついたしこりや斑点として現れることがあります。これが悪性黒色腫です。
悪性黒色腫は、一般的に「ほくろのがん」と誤解されがちです。確かに、既存のほくろが悪性化するケースも稀にありますが、多くは正常な皮膚に新たに発生します。
悪性黒色腫は、他の皮膚がんと比べて進行が早く、命に関わる場合もあります。しかし、早期に発見し適切な治療を行えば、治癒の可能性も高まります。そのためにも、皮膚に普段とは異なる変化を感じたら、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。