研究活動

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地球の未来を見守る:気象学・大気科学国際協会

- 気象学・大気科学の国際的な連携地球を取り巻く大気は、国境を越えて複雑に変化し、様々な気象現象をもたらします。これらの現象を解明し、より正確な予測を行うためには、世界規模での協力が不可欠です。そこで重要な役割を担うのが、気象学・大気科学国際協会(IAMAS)です。IAMASは、世界中の気象学者や大気科学者をつなぐ国際的な学術団体です。国際科学会議(ICSU)や国際測地学・地球物理学連合(IUGG)の一員として、気象学と大気科学の研究活動を国際的に調整し、共同研究や情報交換を推進しています。IAMASの活動は多岐に渡ります。国際会議やワークショップを開催し、最新の研究成果や観測データが共有される場を提供しています。また、若手研究者の育成にも力を入れており、国際的な交流を通じて次世代の気象学者・大気科学者の育成を目指しています。地球温暖化や異常気象など、地球規模の課題が深刻化する中、IAMASの役割はますます重要になっています。国際的な連携を通じて、より精度の高い気象予測や気候変動予測を実現し、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。
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国際協力の要:国際科学会議

科学の進歩は、人類全体の幸福と持続可能な発展に欠かせないものです。しかし、真に意義のある科学的進歩を遂げるには、国境を越えた協力が不可欠となります。そこで重要な役割を担うのが、国際的な科学協力を推進する組織です。 1931年に設立された国際科学会議(ICSU)は、まさにその先駆けとなる組織です。当初は国際的な科学活動を推進することを目的としていましたが、時代の変化と共にその役割は拡大し、1998年には国際科学会議(International Council for Science)へと名称を変更しました。それでも、その活動は広く知られており、現在でもICSUの略称で親しまれています。 ICSUは、政府間の枠組みを超えて、世界中の科学者が自由に交流し、共同研究や情報共有を行うためのプラットフォームを提供しています。これは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のような政府間機関とは異なる、民間の立場だからこそできることです。 ICSUの活動は多岐にわたり、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みや、気候変動、災害リスク軽減など、地球規模課題の解決にも貢献しています。また、若手科学者の育成にも力を入れており、未来の科学界を担う人材の育成にも貢献しています。