エネルギー源は?従属栄養細菌
- 従属栄養細菌とは?従属栄養細菌は、私たち人間と同じように、他の生物や有機物を栄養源として生きている細菌です。そのため、有機栄養細菌とも呼ばれます。彼ら自身は、植物のように光合成によってエネルギーを生み出すことはできませんし、無機物からエネルギーを得ることもできません。では、どのようにして生きていくために必要なエネルギーを得ているのでしょうか? 従属栄養細菌は、他の生物が作った有機物や、死んでしまった生物の体などを分解し、その過程で発生するエネルギーを利用しています。そして、そのエネルギーを使って、自身の体を作るための材料となる有機物を合成します。私たちが生きるために、毎日食事をする必要があるように、従属栄養細菌もまた、外部から有機物を摂取することで、生命活動に必要なエネルギーと材料を確保しているのです。このような従属栄養細菌は、土壌や水の中など、様々な場所に生息し、地球上の物質循環において重要な役割を担っています。