脳血管疾患

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脳梗塞:原因と症状、予防について

- 脳梗塞とは脳梗塞は、脳の血管が詰まることで発症する病気です。私たちの脳は、体の司令塔として、考えたり、体を動かしたり、感じたりなど、重要な役割を担っています。この脳を正常に働かせるためには、大量の酸素と栄養が必要です。 脳に酸素と栄養を届けているのは血液であり、脳の血管を通って、脳の隅々まで常に血液が送られています。 しかし、ある日突然、この脳の血管が詰まってしまうことがあります。これが脳梗塞です。血管が詰まると、そこから先の脳組織には血液が行き渡らなくなり、酸素や栄養が不足してしまいます。 脳細胞は非常にデリケートで、血液の流れが少しでも滞ると、すぐにダメージを受けてしまいます。 脳梗塞は、詰まった血管の位置や大きさ、そして血流が止まっている時間の長さによって、症状の重さや種類は様々です。手足の麻痺やしびれ、言葉が出にくい、ろれつが回らない、物が二重に見えるなどの症状が現れます。 重症化すると、意識を失ったり、最悪の場合は命を落としてしまうこともあります。血管が詰まる原因は様々ですが、血管が硬くなる動脈硬化や、血液が血管を押す力が強くなる高血圧などが、発症のリスクを高めることが知られています。 また、糖尿病や脂質異常症、喫煙なども危険因子です。脳梗塞は後遺症が残る可能性も高い病気です。後遺症によって、日常生活に支障が出てしまう場合もあります。脳梗塞を予防するため、バランスの取れた食事や適度な運動を心掛け、危険因子を減らすようにしましょう。そして、もしも脳梗塞の症状が現れたら、一刻も早く医療機関を受診することが大切です。