
確率的影響: 放射線被曝のリスク
- 確率的影響とは
確率的影響とは、放射線を浴びることによって起こる可能性のある健康への悪影響のことです。 放射線を浴びることを被曝といいますが、被曝したからといって必ず健康に影響が出るわけではありません。影響が出る確率は、浴びた放射線の量に比例します。
放射線による健康影響には、ある一定量以上の被曝量でなければ影響が現れない「しきい値」があるものと、しきい値がなく、わずかな量でも影響が出る可能性があるものがあります。 確率的影響は、後者に分類されます。
つまり、どんなにわずかな量の放射線であっても、確率的影響が出る可能性はゼロではありません。しかし、被曝量が少なければ、影響が出る確率も低くなるという特徴があります。
確率的影響の代表的なものとしては、がんや遺伝性の病気などが挙げられます。