
地域を支える温かいエネルギー:地域熱供給
- 地域で温かさを分かち合う、それが地域熱供給
地域熱供給とは、複数の建物や施設で使うお湯や蒸気を、一か所の大きな熱源で作って供給するシステムです。
イメージとしては、街全体で巨大な湯沸かし器を一つ持っているようなものです。
この巨大な湯沸かし器から、各家庭や施設に温かいお湯や蒸気が届く仕組みです。
従来は、各建物がそれぞれに湯沸かし器を設置していました。
しかし、地域熱供給では、大きな熱源でまとめてお湯や蒸気を作るため、燃料を効率的に使うことができます。
さらに、大きな熱源で発生する排気ガスなどの処理も、一か所で集中的に行うことができます。
そのため、それぞれの建物で個別に処理する場合に比べて、環境への負担を減らすことができます。
このように、地域熱供給は、省エネルギーと環境負荷低減の両方の観点から注目されているシステムです。