
欧州連合理事会:欧州連合の意思決定機関
- 欧州連合理事会とは
欧州連合理事会は、別名「閣僚理事会」とも呼ばれ、ヨーロッパ連合(EU)において重要な役割を担う意思決定機関の一つです。本部はベルギーのブリュッセルに置かれています。
この理事会は、EUを構成する加盟国を代表する場となっており、加盟国の閣僚が会合に出席します。具体的な役割としては、欧州委員会から提出された法律や政策について、検討を行い、採択する権限を持っています。
欧州委員会が提案した法律案は、この欧州連合理事会と欧州議会での審議を経て、最終的に成立する仕組みとなっています。そのため、欧州連合理事会は、EUにおける立法手続きにおいて中心的な役割を果たしていると言えるでしょう。
欧州連合理事会で審議される法律や政策は、環境問題、経済政策、社会保障など、多岐にわたります。つまり、欧州連合理事会での決定は、EU市民の日常生活に直接的な影響を与える可能性が高いと言えるでしょう。例えば、私たちの暮らしを大きく左右するエネルギー政策や環境問題に関する法律も、この欧州連合理事会で議論され、決定されています。