電力平準化の切り札!氷蓄熱式空調システム
厳しい暑さに見舞われる日本の夏。連日続く猛暑の中では、エアコンなしの生活は考えられません。しかし、エアコンを長時間稼働させることで電気代が膨らむのも悩ましい問題です。特に、日中の電力需要がピークを迎える時間帯は電気料金も高くなるため、少しでも電気代を抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで近年注目を集めているのが、「氷蓄熱式空調システム」です。これは、夜間の電力需要が比較的少ない時間帯に電力を使い、水を凍らせて氷を作っておくというシステムです。そして、日中の電力需要が高まる時間帯に、この氷を利用して冷房を行うことで、日中の電力使用量を大幅に削減することができます。日中の電気料金が高い時間帯にエアコンを使う代わりに、割安な夜間電力で作った氷で冷房ができるため、電気代の節約に大きく貢献するシステムとして期待されています。