震度

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地震の揺れを測る: MSK震度階とは

日々生活する中で、私達は地震の揺れの強さを知るために「震度」という言葉を使います。この震度は、ある地点における地震の揺れの強さを表す尺度です。 日本では、気象庁が発表する震度階級が一般的に使われています。この震度階級は、震度0、震度1、震度2、震度3、震度4、震度5弱、震度5強、震度6弱、震度6強、震度7 の10段階で区分されます。それぞれの段階に応じて、体感する揺れの程度や建物への影響などが異なります。 震度階級は世界共通ではなく、国や地域によって独自の基準が定められています。日本の震度階級は、世界的に見ると細かく区分されている点が特徴です。これは、日本が地震の発生頻度が高く、被害を軽減するために詳細な情報提供が必要とされるためです。 震度を知ることで、私たちは地震の規模を把握し、適切な行動をとることができます。例えば、大きな地震が発生した場合、震度情報に基づいて避難の必要性を判断したり、家具の固定などの安全対策を講じたりすることができます。
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震度とマグニチュード:地震の揺れを理解する

私たちが生活する地球では、地下で巨大な力が解放される現象、地震が後を絶ちません。この時発生する地面の揺れの強さを表す尺度が震度です。かつて、震度はそこに住む人々の体感や建物や家具の揺れ方といった周囲の状況から判断されていました。しかし、人の感覚はそれぞれ異なり、客観的な評価が難しいという課題がありました。そこで、1991年以降は計測震度計という機器を用いて、揺れの強さを数値的に捉え、より客観的な指標として震度が決定されるようになりました。 震度は、体感できるかできないか程度の揺れの震度0から、立っていることが困難なほどの激しい揺れの震度7まで、10段階に区分されます。具体的には、震度0、震度1、震度2、震度3、震度4、震度5弱、震度5強、震度6弱、震度6強、震度7のように、数字と「弱」「強」の組み合わせで表現されます。震度7は最も強い揺れであり、建物倒壊や地滑りなど、甚大な被害が発生する可能性が高いことを示しています。