エネルギー単位 GeV : 素粒子から宇宙まで
GeVとは
GeVは「ギガエレクトロンボルト」と読み、非常に小さな粒子である素粒子や、原子の中心にある原子核、そして原子といった、目に見えない microscopic な世界のエネルギーを表す単位として使われています。
GeVは、eV(エレクトロンボルト)というエネルギーの単位を基準にしており、1 GeVは10億eVに相当します。
eVは、電気を帯びた粒子である電子1個を、1ボルトの電圧で加速したときに電子が得るエネルギーとして定義されています。
GeVは、このeVの10億倍という非常に大きな単位であるため、原子核のエネルギーを扱う原子力発電や、原子核を構成する陽子や中性子よりもさらに小さな素粒子の研究など、高いエネルギーを扱う分野で特に役立ちます。