
LNG火力発電:クリーンで高効率なエネルギー源
- 液化天然ガス火力発電とは
液化天然ガス火力発電とは、文字通り液化天然ガスを燃料として電気を作る発電方法です。液化天然ガスは、英語でLiquified Natural Gasといい、その頭文字をとってLNGと表記されます。
天然ガスは、そのままでは体積が大きすぎて効率的に運ぶことができません。そこで、マイナス162度まで冷却して液体にすることで、体積を約600分の1にまで縮小させます。
こうして作られたLNGは、専用の船で発電所まで運ばれます。発電所では、再び気体に戻したLNGを燃焼させてタービンを回し、発電機を動かして電気を作ります。
LNG火力発電は、従来の石炭火力発電と比べて、二酸化炭素の排出量が約半分と、環境負荷が低い点が特徴です。また、エネルギー効率にも優れており、近年注目を集めています。