
MRI検査とは?
皆さんは、病院で検査を受ける際に「MRI」という言葉を耳にしたことはありますか? MRI検査は、体の内部を鮮明に映し出すことができる検査です。レントゲン検査のように放射線を使うわけではないので、被曝の心配がなく、安心して受けることができます。
MRI検査では、強力な磁石と電波を用いて、体の様々な組織や器官の違いを、信号の強弱として捉え、画像化します。この検査は、脳や脊髄などの神経系はもちろんのこと、関節や筋肉、内臓など、体の幅広い部位の診断に役立ちます。
例えば、脳梗塞や脳腫瘍などの脳疾患、椎間板ヘルニアなどの脊髄疾患、靭帯損傷や筋肉断裂などの運動器疾患、さらに、肝臓や膵臓などの内臓疾患など、様々な病気の診断に用いられています。
MRI検査は、痛みや苦痛を伴わない検査であるため、体の負担が少なく、安心して受けることができます。検査時間は、検査部位や撮影方法によって異なりますが、30分から1時間程度です。検査中は、大きな音がしますが、検査担当者の指示に従っていれば問題ありません。