
放射線業務従事者を守る!等価線量限度とは?
- 等価線量限度とは等価線量限度とは、放射線を使った仕事をする人が、仕事中に浴びる可能性のある放射線の量について、あらかじめ決められた上限のことです。これは、放射線を浴びることによる健康への影響をできる限り少なくし、働く人の安全を守るために設けられています。放射線は目に見えず、感じることもできないため、私たちは知らず知らずのうちに放射線を浴びている可能性があります。太陽光や宇宙線など、自然界にも放射線は存在しますし、レントゲン検査や飛行機に乗る際などにも、私たちは放射線を浴びています。しかし、大量の放射線を浴びると、体に悪影響を及ぼす可能性があります。そこで、放射線を使った仕事をする人に対しては、浴びる放射線の量を一定の基準以下に抑えることが重要となります。等価線量限度は、国際的な放射線防護の基準に基づいて決められており、国や地域によって、また、仕事の内容や体の部位によっても、その値は異なります。等価線量限度は、私たちが安全に働くために欠かせないものです。放射線を使った仕事をする人は、等価線量限度について正しく理解し、日々の業務の中で安全に配慮していく必要があります。