大気圧

その他

意外と大きい!空気の重さを感じよう

私達が普段呼吸している空気。目には見えませんが、実は重さがあります。目に見えないからといって、何もないわけではありません。空気は、私達の周りを包む無数の粒子の集まりです。そして、これらの粒子が地球の重力に引かれて、重さを持つのです。 私達が空気の重さを直接感じることはほとんどありません。それは、私達の体が空気の圧力に慣れているからです。しかし、空気の重さは、様々な現象を通じて感じ取ることができます。例えば、風船が空に浮かぶのは、空気より軽いからですし、ストローでジュースを飲むとき、ストローの中の空気を吸い込むことで、空気より重いジュースが上に持ち上げられます。 地球全体を覆っている空気の層は、想像以上に重いものです。この空気の重さが、私達を常に押し包み、地球上では1平方センチメートルあたり約1キログラムの圧力がかかっています。これは、約1キログラムの重さの物体が、常に私たちの体の上にのしかかっているのと同じくらいの圧力です。 このように、目に見えない空気にも重さがあり、私達の生活に様々な影響を与えています。空気の重さを意識することで、身の回りの現象をより深く理解することができます。
原子力発電の基礎知識

ゲージ圧と絶対圧:圧力の測り方

私たちは普段の生活の中で、空気の存在を意識することはあまりありません。しかし、空気にも重さがあり、その重さによって私たちは何気なく圧力を受けています。これが大気圧と呼ばれるもので、地球上では約1気圧という圧力が常に加わっています。この圧力は、地球を包む大気の層によって生み出されており、地上から上空に行くほど大気の層は薄くなるため、気圧も低くなるという特徴があります。 さて、私たちが普段目にする圧力計は、この大気圧を基準とした圧力を示しています。これをゲージ圧と呼びます。例えば、自転車のタイヤに空気を入れる際、圧力計が示すのはタイヤ内の空気圧が大気圧よりどれだけ高いかという値です。タイヤ内の空気圧が2気圧であれば、ゲージ圧は1気圧となります。ゲージ圧は、基準となる大気圧より圧力が高い場合は正圧、低い場合は負圧と表現されます。例えば、掃除機は内部の空気を排気することで負圧を作り出し、ゴミを吸い込んでいます。このように、ゲージ圧は私たちの身の回りで広く利用されており、様々な場面で重要な役割を担っています。