電気を届ける力持ち:送電の秘密
私たちの生活に欠かせない電気は、発電所で生み出された後、長い道のりを経て、家庭やオフィスなどに届けられます。発電所で作られた電気は、そのままの電圧では、遠くまで送電する間に大きなエネルギーロスが発生してしまいます。そこで、電気を効率よく送るために、変電所という施設で電圧を変換する必要があります。
発電所で作られた電気は、まず、発電所内にある変電設備によって、送電に適した高い電圧に変えられます。その後、鉄塔と送電線で繋がれた変電所へと送られます。変電所では、送られてきた高電圧の電気を、地域ごとに適した電圧に変換する役割を担っています。変電所を出た電気は、電柱の上にある変圧器を通ることで、家庭やオフィスなどでも安全に使える電圧へと変換され、私たちのもとへと届けられます。
このように、発電所で作られた電気は、変電所での電圧変換という重要なプロセスを経て、私たちの生活を支えるエネルギーとして活躍しています。