原子力発電の基礎知識 エネルギー源としての核燃焼プラズマ
- 核燃焼プラズマとは核燃焼プラズマとは、極めて高い温度と密度の状態にあるプラズマの中で、水素の仲間である重水素や三重水素といった軽い原子核同士が融合し、莫大なエネルギーを放出する現象が起こる状態を指します。私たちの住む地球から遥か1億5千万キロメートル離れた太陽の中心部でも、この核燃焼プラズマが存在しています。太陽の内部では、約1500万度、約2500億気圧という想像を絶する高温高圧な環境下で、絶えず水素原子核がヘリウム原子核へと融合し、膨大なエネルギーを生み出しています。この太陽エネルギーが、地球を暖め、生命を育む光と熱の源となっています。核燃焼プラズマは、太陽のように外部からエネルギーを供給しなくても自ら燃え続けることができるため、「地上の太陽」とも呼ばれ、エネルギー問題解決の切り札として期待されています。核燃焼を実現し、エネルギーとして利用するためには、地球上で太陽の中心部と同様の超高温・高密度状態を作り出す必要があります。現在、世界中で様々な研究開発が進められており、将来、核融合発電として実用化されることが期待されています。
